テムズとともに - 英国の二年間

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テムズとともに - 英国の二年間

  • 著者名:徳仁親王【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 紀伊國屋書店(2023/04発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784314012003

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内容説明

天皇陛下、青春時代の清新な英国留学記 新装復刊

「心地よい車の震動に身をゆだねながら、私は自分の前に二年間という、かつてまったく経験したことのない長さの外国生活、未知でいて心躍るような留学生活というドラマの幕が静かに開きつつあるのを実感していた」(本書より)

1983年から約2年間を過ごされたオックスフォード大学での日常生活や研究生活、音楽活動、ご学友との交流、登山やテニスなどのスポーツ、英国内外への旅……
内側から英国を眺め、外にあって日本を見つめ直した「何ものにも代えがたい貴重な経験」。
1993年に学習院より刊行されたものに、あらたに書き下ろされた後書きを付した。

《学習院創立150周年記念》

目次

はじめに
1 大使公邸での十二日間
2 ホール邸での生活
3 オックスフォード大学入学
4 オックスフォードについて
5 オックスフォードでの日常生活
6 オックスフォードでの芸術活動
7 スポーツ
8 オックスフォードにおける研究生活
9 英国内外の旅
終章 二年間を振り返って
あとがき
復刊に寄せて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

269
今上天皇が徳仁親王だった約30年前、英国オックスフォード大学留学の際の思い出と、水上交通の研究をまとめた復刻版。だが、ちっとも古臭くは感じなかった。真面目なお人柄と、貴重な青春時代の人間交流が素直に語られ好感が持てた。私も大学の卒業旅行でイギリス・スコットランドを旅したことがあり、伝統の街並みに感動した昔を思い出させてくれた。今も、国内の治水施設や交通関係の視察の際、熱心に質問されている天皇を見ていて、”昔取った杵柄”という言葉をふと思い出してしまった。2024/01/24

Willie the Wildcat

75
今上天皇の留学日記。皇族・王室の世界は別世界のことが多いと推察するが、パブやディスコなどでの交流などや、洗濯や買い物といった普段とは異なる日常に学ぶのはみな同じ。洗濯の”泡”事件や、「殿下と電気」の件なども微笑ましい。復刊に寄せて追記された、留学経験が日本を見つめ直すきっかけとなった点なども共感。もし留学先が私の母校なら、Tシャツに短パンでLittle CaesarsとCoorsで、一緒にBowlやMarch Madnessを一緒に楽しんだかなぁ。2023/07/23

ばう

70
★★★ 天皇陛下が40年前に過ごしたオックスフォード大での2年間をご自身の言葉で綴られた記録。時に真面目な口調で冗談(だと思う)をはさみながら沢山の学友や先生、その他の人と交流しながら研究に、スポーツにパブ、ディスコ、銀行口座開設など初めての経験ばかりの毎日で実に忙しく、けれど充実した2年間を過ごされた事がよく分かる。オックスフォードで過ごす毎日をまるで宝物の様に大切に、1日も無駄にしないように過ごされた天皇陛下。そんな生活は日本に戻ればもう二度と決して経験出来ないと理解されていたからだろうか。2023/10/29

TATA

69
若きプリンスのオックスフォード留学記。日本を離れ、まさに青春真っ盛りのの日々を過ごされた二年間。勿論、ウィンザー城に泊まったり、欧州各国の王室の方々のと交流があったり、そこはロイヤルファミリーとしての立場もあるわけですが、教官の指導を受け、オーケストラの演奏、テニスの試合と大学生として輝いた日々に思えてなりません。離英の時のエピソードはこちらも寂しく感じました。2023/07/30

Tomoichi

59
GW課題図書。出張先の名古屋の本屋さんで見つけて購入。今上陛下がイギリス・オックスフォード大に留学した2年間について書かれたエッセイ。この留学が陛下の人生にとって多大な影響を与えた経験だとわかる。皇室の方々がアメリカではなくイギリスを留学先に選ばれる理由が本書から読み取れます。2023/05/05

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